ひょうたんスピーカー


ひょうたんスピーカーには、いつも音の新しい発見があります。自然とはいかに神秘に満ち、心地よく素晴らしいものか!

ひょうたんはそれぞれ形や大きさに違いがあって、どれも個性的な良い音がします。



■秋元しゅうせい プロフィール

 

1955年、函館生まれ。1987年にインスピレーションが降り、ひょうたんスピーカー第1号を創りだしました。その音に魅せられて、それ以降たくさんのひょうたんスピーカーを開発製作。「ひょうたん宇宙」と「人の意識に作用する音」の深い探求と研究を重ね、可能性を追究し続けています。

漢字で「瓢箪」と書くウリ科の植物は、世界でも最古の栽培植物のひとつです。「日本書紀」にも登場する「瓢(ひさご)」は秀吉の旗印としても用いられました。この「ひょうたん」を加工して音響スピーカーとしての作品製作を始めたパイオニアが平塚在住の画家でもあるアーティスト・秋元しゅうせい。 80年代に和展で発表以後、数々のアート展や個展などでひょうたんスピーカーを展示、アートインスタレーションとの融合もあり、音響グッズとしてのみならず、その奇抜なスタイルに魅せられたマニアは増え続けています。

シリーズの中には貝殻虫の分泌物を精製した自然染料シェラックやコチニールで表面処理したり、絵付けをしたりしてバイオリンのような高級感を持たせた作品に仕上げたものもあります。そういった工程と作業はまさに陶芸と楽器製作を合わせたようなもので、ひょうたんの持つ自然力を「景色が見える」スピーカー作品に仕上げる世界です。

そして驚くべきはその再生音。天井からぶら下げたスピーカーから降り注ぐ音はアコースティックな音の再現に優れていて、長く聴いていても疲れません。

 

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